最後のガム

「パパにこれ上げる〜」

と、まさに会社に行こうとしたときにガムを一個もらう。

「お仕事がんばって〜」

と、うれしい一言。

早速口に入れて玄関へ。



ところが、そのガムが最後だったらしく、

「次」の自分のガムが箱から出てこないことに気づいたさらぽんたは大泣き。



玄関を出て、ドアを閉めたあとも泣き声は鳴り響いていた。